人は進化した

しなくていいのに

100万人に一人くらいの割合で・・・



今より少しだけ未来。



人類の中に飛べる人間(フライヤー)という新人類が出現した。

ただ、それは100万人に一人というほどごく微細な人数だった。



その為、政府はフライヤーの存在を公に公表することをせず、

その事実を隠蔽し、

フライヤー検査にて陽性反応が出た人間は

全て施設へ送り込む(隠す)という手段にでた。



ただ、すべてが秘密裏に行われたので、

フライヤー検査自体は義務化されていたが、実態はほとんど謎だらけ。

検査結果で、陽性反応が出た後どうなるのか、

施設へ行くのか殺されるのか・・・

まったく分からない状態という始末。



実際に検査で陽性反応が出る者が少なかったということも影響して、

いつの間にか「フライヤー」という存在自体が都市伝説化していった。




これは、そんな時代の物語。